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子育て世代に自然素材の家
理想の家づくり
昔は三度目で理想の家が建つと言われてきました。
今は、家が建てられればいいような時代に。
二回も三回も建てるなんて夢のような話でもあるし、実際引っ越しなど面倒なことになる話です。
ではこれからの家づくりはどうしたらいいか。
実際に私もこのような考えで家をつくりました。
成長と共に変化出来る家
三度家を建てるということは、三回変化した生活スタイルや家族構成に対応した家をつくるということです。
では、今の時代に当てはめるとどうなるか。経済的に何十年後どうなっているかわからない・・・
皆さんもわたしもこのような考えの方が多いと思います。
では、ひとつの空間を三回使えばいいかと。三回使うということは・・・
まずは、まだ個室も必要なく家族全員が一つの部屋で寝る生活の幼児童期時代に。
その次に、子供が中学生ぐらいに個室を与える思春期時代。
最後に子供たちが世に出る時の独立期時代。
この三つの時代に対応できる住まいを私たちは提案したいと思っています。もちろん一つ飛ばしての計画で建ててもかまいません。
でも、一つだけ条件があります。それは柱や梁材が見えていて、壁は漆喰で仕上げてあるということです。
柱や梁材は隠しても構いませんが、せっかく本物の木を使っているのだから見せた方がいいかと思います。
それと、柱や梁材が見えているとリフォームがしやすいのと木と漆喰の空間は飽きません。
経年変化を楽しみながら生活できるのも木の家のいいところです。
ではまずは、木の空間で成長をスタートさせてもらいたいので、予算を低くする意味でもまずはシンプルな間取りで。
ドアと間仕切り壁は必要最小限にします。
つぎに、思春期時代に必要なのは個室。
壁を作る・ドアを取り付ける・机を置く・ベットを置くなどを前提で新築の計画を立てますし、
もし柱や梁材の木が見えていれば簡単にリフォームができます。
そして最後に、子供達が巣立ったら両親の趣味の部屋に。
そのまま使っても壁を取り払っても間取りを少し変えても、使い方は自由自在。
飽きの来ない木と漆喰の家だからできる一度建てて三通りの使い方が出来る家。
家族の成長と共に変化が出来る家は、理想の家の一つの形だと思います。
それにはまずはどの時代にも対応でき住んでいるだけで心が落ち着く木の家をつくることが第一条件ですね。