施工実績
蓮田の家
建物
市街地から離れた畑の一画に建つ、築55年の古家
昔ながらの農家のつくりのご実家を残したいという思いを形にしました。
お施主様と弊社の間では「自然」がキーワード
実際に建っているご実家は、屋根は瓦、壁は土壁に漆喰の外壁で造られ
ほとんど土に還る素材で造られていましたので
今回のリノベーションでも、後世が処分に困らない材料を選定し
建物左側を「居住空間」右側を「収納空間」と分けて考え計画。
家全体の耐震性と「居住空間」側は断熱性も向上をさせました。
外観
家の形と大きさはほぼ同じ
耐震性を考え屋根は瓦からガルバニウム鋼板に葺き替え、外壁は杉板で衣替え
以前使われていたアルミサッシはそのまま利用しました。
内観
「居住空間」と「収納空間」で分けたことで、
シンプルかつコンパクトにまとめた居住空間は、
暮らしには十分な広さを確保しています。
北側で暗かったDKは南側の建物の中心に配置し広く明るいLDKに変わりました。
以前あった縁側は、部屋干し・くつろぎ・作業ができる
使いやすく心地よい場所として残しました。
また、外と中を繋げる縁側が空間にゆとりをつくってくれます。
二部屋あった二階は大きな一つの空間にしたことで、
見晴らしの良い広い空間に生まれ変わり、
お気に入りの景色が見られるように北側に新しい窓を設置。
今回のリノベーションにより安心で快適な四季を感じる暮らしの家と変わりました。
詳細情報
リノベーション 2023年9月着工 2024年春竣工
・外部仕様
屋根 :ガルバニウム鋼板横葺き
外壁 :杉板 ウッドロングエコ塗布
軒天 :既存
外部建具:既存アルミサッシ+サーモスL
・内部仕様
1階床:松15mm床板
2階床:松15mm床板
壁 :杉板張り
天井 :杉板張り
土間 :既存
家具 :杉材
内部建具:杉材
・断熱材仕様
断熱材:床・セルロースファイバー100㎜ 壁・セルロースファイバー100㎜ 天井・セルロースファイバー180㎜
・性能
耐震補強により上部構造評点1.17
外皮平均熱貫流率(UA値) [W/㎥K]
設計計画・工事監理:自然材工房/有限会社安田工房
耐震補強設計:(有)安田工房設計室
施工:自然材工房/有限会社安田工房
柳崎の住まい
コンパクトに暮らす
住宅街の一画の狭小地ですが、南面に道路があるので、陽当たりが良い立地です。
道路と並行して駐車スペースを確保して、シンプルな間取りで、コンパクトに
暮らすをテーマに計画しました。
外観
モルタル下地に塗装した重厚感ある外壁とすっきりとした印象のガルバニウム鋼板の屋根。
軒裏天井に杉板を張ることで、住宅街にひっそりと建ちながらも存在感を表すことが出来ました。
一階は二階の床の張り出し部分が、二階は屋根の軒の出が日射遮蔽の役割となります。
住宅街の狭小地ではありますが、敷地の西側を少し広く空けたことで
敷地に光を取り入れることができたことで、室内への明るさも取れ
2階の部屋全体が明るくすることが出来ました。
内観
一階では、キッチン・ダイニング・リビングとスペースを少しづつ重ねることで無駄な空間を減らしたり
脱衣室と洗濯機置き場を別々にしたりしてコンパクトかつ機能的に生活ができる空間をつくりました。
階段をストリップ階段にしたり、引き戸の上をガラス張りにしたり耐力壁の筋交いを、敢えて見せて壁を設けなかったり
空間を広い印象に感じさせる工夫が所々あります。
2階は、暮らしの変化に伴い間取り変更が可能な様に構造上必要な壁以外はつくらず、
空間のデザインでありながら、いつでも壁が作れるように梁材や柱はそのまま見せて
屋根の形のままの勾配天井にしたことで、広い印象の空間が生まれました。
丸ごと自然材でつくることで一年中臭わない室内干し出来る空間が可能となり、
二階の南面の大きな窓の前を室内干しスペースとして設けました。
バルコニーはつくらず、バルコニーと室内を兼用することで、スペースの有効活用に。
内装造作材は杉材に統一し、「漆喰壁と木の空間」は、綺麗な空気の空間をつくり
経年変化と共に健康で豊かな生活を送ることができる住まいが出来ました。
詳細情報
新築
・外部仕様
屋根 :ガルバニウム鋼板立平葺き
外壁 :モルタル下地+ローラー塗装
軒天 :ケイ酸カルシウム板下地+杉板張り
外部建具:LIXIL サーモスⅡ
・内部仕様
1階床:杉30mm床板
2階床:杉板12㎜下地+杉30mm床板
壁 :漆喰壁+一部杉板張り
天井 :ルナファーザー・一部杉板張り
土間 :コンクリート仕上げ
家具 :杉集成材
内部建具:シナ合板フラッシュ戸
・断熱材仕様
断熱材:基礎断熱・50㎜内側張り 壁・セルロースファイバー100㎜ 天井・セルロースファイバー180㎜
・性能
耐震等級2相当
外皮平均熱貫流率(UA値)0.69[W/㎥K]
設計計画・工事監理:自然材工房
施工:自然材工房
湯木町の住まい
公園の一画と感じてしまう
周りに広がる田んぼや畑が夏場の暑さを和らげ、
広い敷地を有効に使うことで冬場は一日中太陽光が
降り注ぐことにより自然と家を暖めてくれる。
自然を味方につけた長閑な田園風景の中にひっそりと佇む木の住まい。
木と白い漆喰壁が、子供の成長に欠かせない五感を育んでくれる。
そんな空間をつくりました。
詳細情報
新築工事
・外部仕様
屋根 :三州平瓦
外壁 :モルタル下地+ジョリパッド吹付け
軒天 :モルタル下地+ジョリパッド吹付け 一部杉板張り
外部建具:YKKエピソードⅡ
・内部仕様
1階床:八溝杉30mm床板
2階床:八溝杉30mm床板
壁 :漆喰塗り+一部杉板張り
天井 :漆喰塗り+一部杉板張り
土間 :カラクリート仕上げ
外部建具:YKKエピソードⅡ
内部建具:イマガワ
・断熱材仕様
断熱材:基礎断熱 壁・セルロースファイバー100㎜ 屋根・Q1ボード45㎜
お客様の声 -湯木町の住まい-
円阿弥の住まい
住宅地に開放的な木の空間
住宅地の一画に北向きという陽当たり悪い立地条件ですが、限られた敷地の中で縦を有効的に利用することで
開放感溢れる明るい空間を造りだしました。
外観
ジョリパッドで吹き付けた外壁に、アクセントとしてガルバニウム鋼板外壁を張りました。
屋根はすっきりと見せるために、軒先のみガルバニウム鋼板横葺き仕上げに。
道路からの見た時のインパクトを与えるために、軒裏天井に杉板を張りました。
内観
柱や梁を無骨にも骨組みをみせながらも、無垢の床板と真っ白な漆喰壁、杉の板張りによって
空間のメリハリをつくり出し、こころが豊かになる空間をつくりました。
一つの空間で、杉・桧・パイン・楠・朴木・タモ・ナラなどの様々な無垢材を使用した
木が好きな人には堪らない空間となっています。
玄関から裏庭へと土間で繋がっていて、土間の上部は開放的な吹き抜けとなっており
自然材工房の家の特徴である、臭わず年中部屋干しができる空間として利用したり
雨や雪の日など、濡れた衣類を玄関からそのまま干したり、キャンプ用品の乾燥に使ったりと
大変便利な空間です。
この物干し空間ですが、夏場に干してもジメジメ感が全くなく、これが透湿工法の最大の特徴です。
その土間の角には薪ストーブがあり、冬場の暖房の役割と共に料理器具として家族を温めながら豊かな生活を与えてくれています。
詳細情報
新築工事
・外部仕様
屋根 :三州平瓦+一部ガルバニウム横葺き
外壁 :モルタル下地+ジョリパッド吹付け一部ガルバニウムサイディング
軒天 :ケイ酸カルシウム板+杉板張り
外部建具:LIXIL デュオPG
・内部仕様
1階床:杉30mm床板
2階床:ナラ15mm床板
壁 :塗り壁(漆喰)・腰板杉板張り
天井 :杉板・パイン・桧 板張り
土間 :コンクリート仕上げ
家具 :タモ集成材 杉材 朴木 楠のテーブル
内部建具:杉材
・断熱材仕様
断熱材:基礎断熱工法 壁・セルロースファイバー100㎜ 屋根・アキレスQ1ボード45㎜㎜
円阿弥のオフィス&トレーニングジム
街のシンボルに
道路挟んで住宅と田園が見渡せる高台の角地、北向きの立地ですが陽当たりも良好です。
築年数からかなり傷んでいると思っていましたが、一部雨漏りしていただけで、構造上問題ない木造建物です。
この古びた建物を最大限に利用し、1階をパーソナルトレーニングジムに2階をオフィスにするという2つのテナント計画です。
1階2階ともスポーツという共通点から、健康を考え自然素材の空間づくりを意識しました。
外観
基本的に屋根と外壁は塗り替えで、以前あった戸袋や軒裏天井を杉板張りにしてキシラデコールを塗り
金属製外壁と木部の濃淡がはっきりとした外観をつくりました。
内観
1階
以前店舗のスペースをトレーニングジムスペースに、その奥を更衣室とトイレ・シャワー室を配置し
内壁は、塗り壁(ウォーロ)やモイスで仕上げ、一部グレー色の漆喰を塗ることで空間にアクセントを付けました。
構造上の鉄骨の梁を利用したり、天井を板張りにして他にはないトレーニングジムの雰囲気です。
2階
デスクワークや学生達が勉強を気持ち良くしてもらうためにどこを見ても自然材の空間づくりを目指しました。
床は無垢のパイン材、壁はルナファーザーにチャフウォール仕上げ、天井は地松の板材を張り
断熱材にセルロースファイバー断熱を充填したことで、2階は丸ごと自然材空間に。
断熱・調湿・防音・省エネの効果が高くなっただけでなく、心が豊かになる空間をつくることが出来ました。
田園風景が見渡せる「円阿弥のオフィス&トレーニングジム」は四季が楽しめる空間です。
詳細情報
リノベーション
・外部仕様
屋根 :既存+塗り替え
外壁 :既存+塗り替え
軒天 :既存+杉板張り増し)
外部建具:既存アルミサッシ
・内部仕様
1階床:コンクリート・地松板12mm床板・CF
2階床:パイン15mm床板
1階壁:塗り壁(ウォーロ)・モイス張り
2階壁:ルナファーザー下地チャフウォール仕上げ・塗り壁(ウォーロ)
1階天井 :地松板12㎜・杉板・ルナファーザー下地チャフウォール仕上げ
2階天井 :地松板12㎜
家具 :杉集成材
内部建具:LIXILラシッサ
断熱材:1階 グラスウール100㎜
2階 床・セルロースファイバー100㎜
壁・セルロースファイバー100㎜
屋根・セルロースファイバー150㎜
設計計画・工事監理:自然材工房
施工:自然材工房
大和田の住まい
外観はそのまま、内部を一新
住宅街ですが、南側に庭スペースがあり陽当たりも良好の立地です。
以前の生活の悩みの種であった収納力を上げながら、それぞれの暮らしに合った収納計画を実現するために、シンプルな間取りを提案。
このような計画を基に、耐震補強計画・断熱改修計画を考えました。
外観
数年後には塗り替え工事予定なので既存のままにし、リビングの掃き出し窓は電動シャッターの寿命という事もあり交換しました。
歴史を刻んできた既存の庭の植物はそのまま残し、その庭を部屋から気持ちよく眺められるリビングと物干し場として
又は趣味の時間を過ごす場所としてウッドデッキを設ける計画としました。
内観
洗面スペースをキッチンの隣に設置し回遊動線にしたことや、丸ごと自然材でつくることで一年中臭わない室内干し出来る空間が可能となり、
以前は吹き抜けであったところに新たに物干しスペースも設け、行動時間が異なるご家族どうしでもストレスなく生活出来るようになり
この物干しスペースが、今までになかった場所に木をそのまま見せることで、空間の新たなアクセントになりました。
床板・家具など内装造作材は国産杉材に統一し、白い塗り壁(ウォーロ)とのコントラストは、経年変化と共に落ち着いた雰囲気を作り上げていく空間に。
自然材の内装仕上げ、床・壁・天井にセルロースファイバー断熱の充填、主に暮らすスペースに内窓を設置したことで断熱性の向上により
断熱・調湿・防音・省エネの効果が高くなり、肌にやさしい暮らしやすい住まいをつくることが出来ました。
猫たちと楽しく暮らす住宅でもある「大和田の住まい」です。
詳細情報
リノベーション
・外部仕様
屋根 :既存
外壁 :既存
軒天 :既存
外部建具:既存アルミサッシ
・内部仕様
1階床:杉40mm床板
2階床:杉15mm床板
壁 :塗り壁(ウォーロ)+一部杉板張り
天井 :塗り壁(ウォーロ)+一部杉板張り
土間 :タイル仕上げ
家具 :杉材
内窓 :YKKプラマードU
内部建具:シナ合板フラッシュ戸
・断熱材仕様
断熱材:床・セルロースファイバー100㎜ 壁・セルロースファイバー100㎜ 天井・セルロースファイバー150㎜
・性能
耐震補強により上部構造評点1.17
外皮平均熱貫流率(UA値)0.69[W/㎥K]
設計計画・工事監理:自然材工房
耐震補強設計:A・I設計
施工:自然材工房